今までは倒産防止共済を解約しても、すぐに加して損金にすることが出来ましたが、
改正によって、解約した日から2年間は加入しても損金に出来なくなりました。
今までは
解約 +800万円
加入 △240万円 解約してすぐに前納(20万円×12月)
差引課税所得 +560万円
改正後は
解約 +800万円
加入 △240万円 損金にならない 解約してすぐに前納(20万円×12月)
差引課税所得 +800万円
倒産防止を解約して退職金にすることは良くある事です。
解約 +800万円
退職金 △800万円
差引課税所得 0円
このあとに倒産防止をかけても2年間は損金になりません。
本来の使い方に戻すためにも、良い改正だと思います。
- 本来の使い方:
万が一、取引先事業者が倒産して売掛金債権等が回収困難になった場合に、
「支払い済みの掛金の10倍(限度額8,000万円)」と
「回収困難となった売掛金債権等の額」との
いずれか少ない額の範囲内において、共済金の貸付けを受けることができます。
40ヶ月で100%の返戻率となります。
掛金5000円でも40ヶ月を掛けていれば100%の返戻率となります。