会社経営者と自営業者が資産形成をしながら所得税を節税できる「小規模企業共済」とiDeCoイデコ(個人型確定拠出年金)を比較します。
小規模企業共済
・掛金が全額所得控除される
・途中解約ができること(20年未満は元本割れします)
・貸し付けができること(一般貸付で利率は年利で1.5%)
・受け取るときも税制優遇(一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除)がある
iDeCoイデコ(個人型確定拠出年金)
・掛金が全額所得控除される
・運用益が非課税になる
・受け取るときも税制優遇(一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除)がある
・自分で運用・管理ができる
・管理費がかかる(年間167円~642円金融機関によって異なる)
どちらを選択すべきなの?
両方とも加入することも可能です。
管理したい、運用したい方は当然iDeCoを選択すべきでしょう。
管理も運用もしたくない方は、小規模企業共済をオススメいたします。
個人的な意見ですが、小規模企業共済をお勧めます
・理由① 融資が受けられること
・理由② 管理費が掛からないこと
特に融資を受けられる点は、企業経営者にとって非常に重要なことです。
例えば、得意先が倒産し売掛金が回収できない時、銀行に相談しても貸してくれません。
なぜなら、得意先が倒産したことで会社の業績が悪化するのが予測できるからです。
融資先が無いときに、小規模企業共済が貸してくれるのです。
オススメしないのは、個人年金保険です。
例えば年間70万円払っても100万円払っても、最大4万円の控除しか受けられません。
小規模企業共済 > iDeCo >>>>> 個人年金保険
もしも小規模企業共済やiDeCoなら払った70万円の控除が出来ます。本当に得な制度です。