取引の段階で振替

消耗品費　10,200　/　現預金　11,000
仮払消費税　800　/

会計ソフトで【免税事業者からの課税仕入80％】ができるハズです。
取引の段階で振り替えた場合には、上記の仕訳になります。

取引の段階で上記のように分ければ、下記のような問題になる事はありません。

決算時に振替　一般管理費などの経費

消耗品費　10,000　/　現預金　11,000
仮払消費税　1,000 /

雑損失　200　/　仮払消費税　200

決算時に振替をしても、消耗品費などの経費は問題ありません。

決算時に振替　仕入などの在庫がある経費

仕入　　　　10,000　/　現預金　11,000
仮払消費税　1,000 /

雑損失　200　/　仮払消費税　200

すべて在庫として残った
商品　　10,000　/　仕入　10,000

雑損失200も在庫として計上しなくてはいけません。
したがって　商品計上もれ　加算留保　200　が申告調整となります。

決算時に振替　建物などの減価償却費

建物　　　　10,000　/　現預金　11,000
仮払消費税　1,000 /

雑損失　200　/　仮払消費税　200

減価償却費　　500　/　建物　500

雑損失　200　は建物として計上しなくてはいけません。
したがって　減価償却超過　加算留保　190　が申告調整となります。

決算時に振替　材料仕入などの製造原価

原材料仕入　　10,000　/　現預金　11,000
仮払消費税　1,000 /

雑損失　200　/　仮払消費税　200

すべて在庫として残った
原材料　10,000　/　原材料仕入　10,000

雑損失　200　も期末原材料として計上しなくてはいけません。
したがって　原材料計上もれ　加算留保　200　が申告調整となります。

まとめ

簡単に書きましたが、原価科目で決算振替を考えている場合には、
相手先ごとに区分して製造原価を算出しますので、非常に手間がかかります。
事前に準備を考えておいてください。

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