羽生市は埼玉県北部にある人口5万人の都市です。
人口増加を狙い、建築規制を撤廃!
もともとは、市街化区域でしか建てられなかった住宅でしたが、
人口増加を狙い、羽生市は平成15年に市内どこでも建てられるようにしました。
アパートの建築ラッシュ
羽生市の狙いは戸建住宅の増加→定住してくれる住民の増加でしたが、
建てられたのは150棟のアパートでした。
町の大きさから考えて、新規のアパート150棟は多すぎます。
また、埼玉県北部は戸建意識が強いエリアです。
あえてアパートに住む人も少なく、供給過多になった賃貸市場では、空室率は上昇し35%を超えました。
羽生市は2015年7月から建築できるエリアを市街化区域など市の中心に戻しました。
一括借り上げの値下げ交渉
建築時には、30年一括借り上げを謳っていた建築業者も、空室率が高いことを理由に大家に対して値下げ交渉を始めました。
30年一括借り上げは、30年間同じ家賃ではなく、2年おきに変動することになっています。
大家は、泣く泣く家賃を下げて更新をして、借入で建てているので、返済が出来ず、農地を売却した人も多いようです。
責任は誰にあるのか
羽生市の建築規制の緩和によって起きた出来こと
大家の賃貸に関する知識が乏しいこと
利益を優先して建てるだけ建てた建築会社、こうなることは理解していただろう
地域性から鑑みて賃貸需要がないエリアにもかかわらず融資をした銀行
責任はさまざまですが、私は最終的には大家の責任であると思っています。
大家になる前に出来ること
「アパート投資について専門家に意見を聞く。」
不動産投資セミナーにいけば、「誰でも出来る、知恵があれば空室も埋まる」と言いことばかり言っています。
私はアパート投資は反対です。
理由はさまざまですが、よほどのことが無い限り儲かりません。確定申告等で見てますのでハッキリ言えます。
私はアパート投資は反対ですが、戸建賃貸なら一部の地域では収益獲得が可能だと考えています。
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土屋税務会計事務所ではセカンドオピニオンサービスをしています。
もしも、建築会社からアパートの提案があったならば、土屋税務会計事務所ご相談ください。
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